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ROLE

新しいものを追い続けていたら、デジタルの世界にいた

ビジネスプロモーション局 メディア営業部 山口沙和子

いつも、すごいスピードでキーボードを打っていますね。歩くのも、話すのも速い。

(笑)。小さいころから確かになんでも速くて、公文式に通っているときも計算式を書くのが速かった。鉛筆で「カツカツカツ」って。だからパソコンも速いんでしょうね。マイペースなんです。ゆっくりなのとは逆の意味でのマイペース。

そして、やはりすごいスピードで帰宅していく。

朝は夫が子どもを保育園に送っていってくれるので、帰りは基本的に私が迎えにいくんです。あるいは、夕飯の買い物に行くとか。子どもが生まれるまでは、残業をすることもありましたが、復職してからは、朝早く来て、保育園のお迎えまでに帰るという日々。帰るべき瞬間が来るギリギリまで仕事をして、帰ろうと思った瞬間にパッと帰る。

お子さんが生まれてから、やることの速さに磨きがかかったんですね。

子どもが生まれてから、睡眠時間が長くなったんですね。最初は体力がなくなったのかと思ってショックだったのだけれど、そうじゃない。会社にいられる時間が限られているから、日中の仕事の密度が高くなって、すぐふらふらになっちゃう。

一時期、子どもを寝かしつけてから仕事をしていたこともあったけれど、すぐに限界が来て、ある日ベッドから起き上がれなくなってしまった。たから今では、早く起きて、速く仕事をして、すぱっと切り上げて帰って、子どもと一緒に寝る。そんな1日がベストかな、と思っています。

でも、いつもキビキビ動いているわけではなくて、ONかOFFかのどちらか。だから、休日は本当に何にも考えずにボーっとしている(笑)。

限られた時間でふらふらになっちゃうくらい打ち込んでいるお仕事は、どんな内容なのでしょう。

入社以来11年、ずーっと広告の営業。入社当時は、『週刊東洋経済』や『会社四季報』の広告でしたが、「東洋経済オンライン」が本格的にローンチした2008年からデジタル広告に携わり始めて、今はデジタル広告専業。広告主に企画を提案するだけではなくて、新しい広告商品を開発したり、オンラインの媒体資料などを作ったりするのも仕事です。

もともと、広告の仕事がしたくて入社したんですか?

応募したときは、広告の仕事の存在自体、よく知りませんでした(笑)。この会社を受けたのも、『週刊東洋経済』の特集で気になるものがあったから。当時は記者職と広告の併願ができて、応募したんです。

すると、選考途中で「広告営業っていう仕事があるんだけどどう?」と仕事内容を説明してもらって、そこで初めて広告営業とはなんなのかを調べました。

仕事が楽しいと思えるようになったのは、いつからなのでしょう。

入社して1年目くらいから仕事のペースがつかめてきて、上手く緩急が付けられるようになった。でも、3~4年目くらいに停滞期があって、広告って何のためにあるんだろう、なくてもいいんじゃないか、ともやもやしてしまった。

でも、考え続けた結果、もっと大きな視点で考えればいいんだって思ったんです。広告がないと媒体は収益的に成り立たないし、私もお給料貰えないし。そう考えたら、すごくしっくり来た。それからは納得感を持って仕事ができたので、楽しくなりました。でも、今のほうがもっと楽しいかな。

なるほど。それはなぜ?

性格的に、紙の広告よりも、デジタル広告のほうが性に合っているんだろうな。紙とデジタル広告の売り方は、ぜんぜん違う。紙の場合は、そこに広告を出す理由がとても大事。だけど、デジタルの場合は、掲載する理由ももちろん必要だけど、出してからも、どれくらい見られているのか、それが良くても悪くても分析、検証して説明することが必要で、けっこう手間がかかる。大変だけど、すごく楽しい。

今後10年、20年というスパンで仕事を考えたときに、実現したいことはありますか?

デジタルの世界で生きていると、10年先って本当に来るの? という感覚。1年後のことすらわからないくらいに、環境変化が激しい。2~3年後であっても、何をやっているのか全然見通せない。これまで毎日新しいものを追ってきたら、いつの間にかデジタル広告の世界にいて、あっというまに入社11年目か、という感じ。やりたいことは今すでにできている。将来ねえ……デジタルの世界のどこかにはいるかな。

プロフィール

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ビジネスプロモーション局 メディア営業部

山口沙和子(やまぐち さわこ)

1982年、東京都出身。2005年入社、一貫して広告営業業務に従事。2011年5月から2013年3月まで育児休職を取り、2013年4月より復職。デジタルの可能性を追求する日々。

編集後記

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デジタルメディア局 東洋経済オンライン編集部

印南志帆

冷静沈着、超高速で仕事をしている山口さん。ファッションもヘアスタイルも完璧。憧れの先輩としてひそかに影から見ています。でも、今回お話を聞いてわかったのは、決して「24時間全力」というわけではなくて、限られたONの時間で、完全燃焼しているということ。私も、ダラダラ残業するのは見直そうと思いました。東洋経済オンラインが無料で読めるのは、彼女たちが広告を売ってくれているから。われわれオンライン編集部は安心して記事作りに専念することができます。